薬との飲み合わせに注意が必要な飲み物4選

2020 10/03

はじめまして、現役の薬局薬剤師でありブロガーのまっちです。

薬との飲み合わせに注意が必要な飲み物4選

 

風邪を引いたときなどに、ほとんどの方が薬を飲んだことがあるかと思います。

 

実は薬には飲み合わせに注意が必要な飲み物があり、知らないうちに危険な飲み合わせでお薬を飲んでいることもあります。

 

この記事では、「薬との飲み合わせに注意が必要な飲み物」について記事にさせていただきます。

目次

薬とコーヒーの飲み合わせ

日常的にコーヒーを飲む方もいると思いますが、コーヒーは薬との飲み合わせに注意が必要です。

 

コーヒーの成分「カフェイン」は胃酸分泌を促進します。

 

胃酸が増えることで、一緒に服用した薬の体内での吸収速度に影響します。吸収が速くなると一気に効果が現れるので副作用のリスクが増え、吸収が遅くなると目当ての薬効が十分に得られない場合があります。

 

また必要以上に増えた胃酸は、胃腸障害のリスクになります。コーヒーを飲んで胃の調子が悪くなったことはないでしょうか?胃が弱い方だと、コーヒーを飲んだだけで胃が痛む場合があります。

 

市販薬だと「イブプロフェン」や「ロキソプロフェン」が解熱鎮痛成分として有名ですが、これらの成分は副作用として胃腸障害を起こす場合があり、カフェインを一緒に摂ることでさらにそのリスクが増すため注意が必要です。

 

「カフェイン」はコーヒー以外にも緑茶や紅茶、栄養ドリンクなどに含まれていることがあるので、同様に注意しましょう。

薬と牛乳の飲み合わせ

牛乳は一部の抗生物質(テトラサイクリン系、ニューキノロン系など)と一緒に服用すると、吸収されにくくなり、効果が弱まってしまいます。

 

そのため、そういった抗生物質を飲んでいる間は1時間以上の間隔をあけて牛乳を飲むようにしましょう。

 

また、下剤である酸化マグネシウムと大量の牛乳※を一緒に服用すると高カルシウム血症になり、吐き気や食欲不振になってしまうこともあります。(※大量の牛乳とは一般的に成人で1回500mlほどで1日1L以上が目安です)

 

酸化マグネシウムは市販薬でも販売されている成分なので飲む場合は注意しましょう。 

薬とお酒(アルコール)の飲み合わせ

適量のアルコールはストレス解消などに良いと言われていますが、アルコールと薬を一緒に服用するのは危険です。とくに抗アレルギー薬や解熱鎮痛薬のアセトアミノフェンとの飲み合わせに注意しましょう。

 

 

《お酒と抗アレルギー薬》

抗アレルギー薬は花粉症やアレルギー性鼻炎などで使われている薬です。

 

この抗アレルギー薬には中枢神経抑制による眠気などの副作用があります。そしてお酒と一緒に飲むことで相互に作用してさらに強い眠気が現れます。

 

新しい抗アレルギー薬(いわゆる第二世代抗ヒスタミン薬)は比較的眠気の副作用は少ないとされていますが、それでもアルコールとの服用は避けるべきです。

 

また総合風邪薬のなかにも、抗ヒスタミン薬が配合されている場合があるので注意が必要です。

 

 

《お酒とアセトアミノフェン》

お酒とアセトアミノフェンの飲み合わせは肝障害のリスクが増えます。

 

痛み止めや解熱剤として用いられるアセトアミノフェンは、総合風邪薬に配合されていることが多い成分です。

 

また、タイレノールAはアセトアミノフェンのみが含まれている医薬品です。

 

子供から高齢者まで使われる比較的安全性の高い薬ですが、過剰な量を長期にわたって服用すると副作用で肝障害が起きます。お酒の量が適量であればそこまで大きな問題はないですが、お酒も肝臓に負担がかかるため日常的にお酒を飲む方は注意しなければなりません。

薬とグレープフルーツジュースの飲み合わせ

病院で処方される「カルシウム拮抗薬」といわれる血圧の薬や、

「スタチン系」と呼ばれる高コレステロール血症の薬はグレープフルーツジュースと一緒に飲むと体の中の薬の濃度が高くなり、副作用が強く出すぎてしまうことがあります。

 

 

 

今回は薬との飲み合わせに注意が必要な飲み物について解説しました。今回ご紹介した以外にも飲み合わせに気を付けなければならないものはたくさんあります。

 

薬の飲み合わせについて知りたい場合は薬剤師に相談しましょう。

 

 

最後まで読んで下さりありがとうございました!この記事が薬を正しく使用する参考になると幸いです。

 

 

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